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というわけでラストの空港のシーン・スレヴンとリンジーにはそこから始まる新しい日々があるわけですが、心配なのは(←勝手に心配してるあたり…)リンジーが醒めてしまわないかしらということ(←既におせっかいばばあと化している)。
彼女はもしかしたら職業柄、ごくごく一般的な価値観とはまた違う価値観の持ち主ではあったのかもしれなくて、だから意外とスレヴンが身を置く世界への抵抗も少なかったのかしらとは思うけれど。ある意味“暴力”に近いところにいた分麻痺があったり、ドラマティックな方がいいとかなんとか云う台詞もあった分大胆だったり。でも、怒濤の3日間の中では、一緒に暮らしていく上で上手く折り合いをつけていける相性なのかも、まだ全然見極められてはいないでしょう。殺さないでくれたなんて云うのは、よく考えたら“そっち”の勝手な都合だから。助けてくれたのは事実ではあっても、感謝すべきことかどうなのか、もとより本来は全くの無関係なわけで、そんな局面に陥る筋合いでもなんでもなかったじゃないの、って云う。ちょっと首突っ込んだのが生きるの死ぬのに発展して、結果幸運にも生き延びたけれど、その“ドラマティックな”状況が一段落してみたら、いろいろ錯覚していたことに気がつくのはよくある展開で。 なにより、ふたりには更に大きな縛りがあって、それが吉と出るのか凶と出るのか…たとえ錯覚に気付こうがやっぱりダメだと恐れをなそうが、リンジーはスレヴンと「別れられない」んですよねえ。 スレヴンは根の優しい子だから(←バカ炸裂ですがスルーして下さいネ!)もしもリンジーが本当に彼の元を離れたいと思っているのを知れば、それを裏切りだと恨んだりせずに黙って耐えて手を離そうとするでしょう(え、夢見過ぎ?)。でも、実際に手を離せるかって云ったら、離せない。離せば彼女が“消されて”しまうのが明らかだから。「意味」が分かるからこそ見逃したグッドキャットも、スレヴンのもとを去るリンジーは当然捨て置けないに違いなく。父親の情で(笑)彼の“見えない”ところで自ら手を下すのか、あるいは自分でおとしまえをつけろとスレヴンを諭すのか。ってちょっと横滑りしたけど、リンジーもそれぐらい承知してるでしょうから、そのいつもどこかにあるだろうプレッシャーが邪魔にならないか…ほーら、気になって夜も眠れませんよ!(阿呆) スレヴンにしてもね、たとえ恋人の地位は降りたとしても生涯彼女を守るそのことだけは放棄出来ないとなったら、いくら優しいいい子でも(←はいスルースルー)いっそ自分で手にかけることを考えても無理ないこと。否、あるいはもしかしてもしかしたら!リンジーが自由な選択をして生きていけるように障害を排除しなくちゃと思い込むかもしれないじゃない!なんて云ったって復讐への暗い情熱を糧に生きてきた彼には初めての甘やかな恋なのだから!(←思い込んだら一直線)そうなったら親子対決ですよ!!ぎゃ〜!そんなことになったら、グッドキャットはワールドクラスの威信に懸けてあっさりやられるわけにはいかない、父として最後に討たれてやる気になったとしても(えええ!)、師匠としては技も生き様も、まざまざと見せつけておかなければ!(←馬鹿再炸裂…) まあ、続編・番外編妄想(二次創作妄想とも云う)(…)はともかく、別れるには死ぬか死んだ気で身を隠すかしないといけない・別れられない、という終わりの無い状況が永遠に吊り橋を揺らしていると云えなくもないか!それならそれで、二人のスリリングな恋の魔法は解けないのかな(そんなあっさりと)(ってか二人とも寿命は長くなさそうだ…)。検死官って素地を鑑みたら、スレヴンが更生して堅気になろうとするよりもリンジーがバッドドッグの片腕になる方がよっぽど話が早くて収まりがいい気もするしなあ!(あ、そんな落とし所に)(笑) ヨーロッパを逃げ回る続編もいいですねえ(←コメンタリーのジョシュ発言を受けて)。 あるいはもしかして、リンジーが殺されてしまって(ええ!)『ケレブラ・スプレマシー』とか(ええええ!)(えーと「スプレマシー」って言葉が優位性だとかなんとかいう意味らしくて、それだったら最初の復讐劇の方がスレブンが優位に事を進めてた訳だから、リンジーを亡くして生きる意味を見失い、その復讐に燃える方がよっぽど「アイデンティティー」だわとか、今思ったんですけどどうでもいいですかそうですか)(てかまた復讐かよ)(生涯一復讐鬼…ダメだわ悲し過ぎる!)(却下)(諸々却下!)(嗤)
『ラッキーナンバー7』
12月2日(日)午後10:00 1月7日(月)午後11:50 1月29日(火)深夜1:00 http://www.wowow.co.jp/schedule/ghtml/020249001V1.html
復讐を完遂することで全くの空っぽになってしまう危険性も孕んでいたスレヴンの人生に絶妙のタイミングで「新たなる意味」をもたらしてくれたのがリンジーだと、私は思うのですが。意味でなければ役割ね。使命と云うか。己が生かしたリンジーを、守っていかなくちゃいけない責任。復讐の天使から一転して、守護天使へ(笑)。だからスレヴンにとってのリンジーは何にも代え難いかけがえのない存在であることは間違いがないと思うのだけれど。
リンジーにはどうだったんだろう?「大切な話」を打ち明けられてからの彼女はそれまでのマシンガントークをぴったり止めてしまって、そう、仮面を脱いだスレヴンと呼応するようにキャラクターが変化して、はっきりと外からは伺い知れない。でもそれは決してリンジーの人格がブレた訳じゃなく、それまでどこかお気楽な探偵ごっこ&ラブアフェアを楽しんでいた好奇心旺盛なバイタリティに溢れた自立した女性が、シリアスな状況にいつの間にか足突っ込んでることに気がついて真剣に見極めようとしてるのが伝わってくる…この描写には舌を巻きますことよ!戸惑いとか怒りとか怯えとか同情とか寄り添う気持ちとか逃げたい気持ちとかいろいろいろいろ渾然一体になって湧いているだろう胸の内が、すごく良く伝わる。 スレヴンはどこまでをどんな言葉で打ち明けたんだろう?「愛するもの全てを奪われた」こと、「復讐に全てを懸けている」こと、自分が「殺す・殺した(もしかしたら殺し続けてきた)」ことも?グッドキャットの眼を欺くためには当然、何もかもを告白しなくちゃならなかったんだろうと考えると、“仕事に行く”彼女を思わず引き止めてキスを乞う、彼の祈るような気持ちと(他にもスレヴンにはいくつか、こんな風に運任せの賭けに出てる瞬間がありますよね、って云うのはまた別の話だけど)応えるリンジーの強さが、それはもう切なく胸に迫ります。 特にリンジーはね、まだまだあの時点では葛藤が渦巻いてると思うのよね。とても信じられないとも思うものだろうし、ホントだったら逃げた方がいいんじゃないのアタシとも思うだろうし、血糊(職業柄本物の血液パックか?w)で偽装なんて馬鹿じゃないの?と思っても不思議じゃないし。聞いた話が全て真実なのだとしたら、巻き込まれるなんて冗談じゃないという普通の感性だって持ち合わせてた筈。一般市民としてならそれこそ警察に駆け込むのが一番だと考えるのが妥当なところでしょう。でも、目の前の男を善く思う自分の感性を捨てられなかったのかな。確かにあの物語の中のスレヴンと云う男は、盲目にさせるような不思議な魅力に溢れてはいるけれど。もしかしたらただ、実感が湧かなかったというのが本当のところなのかもしれない。…実際に撃たれるまでは。 でもじゃあ、撃たれた後に通報するという手だってあったのに何故逃避行が待っている空港に現れたの?(またスレヴンのこの待ってる時の表情とリンジーの姿を認めてからの表情が両方とも絶品!)やっぱりそこには、たとえ出逢いから3日ほどしか経っていない2人の間でも、激しくて消え去らない化学反応が起こっていたってことなのかしら。ふたりは恋をしていたのね。ロマンティストの私はそれで大納得ですし可愛い可愛いスレヴンのためにはそうこなくちゃ!ですけども、リンジーひとりの身だけを思うとすると、おま、もうちょっと考えた方がいいんぢゃ?とも思わないでもナイでもないですことよ(どっち)。 でもねえ、大きな意味のある特別な出会いだったからと云って、どう考えたってゆれる吊り橋の上だったのは否めない…って話は更に長くなるのでこの次にしようかな。
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2007年 12月2007年 11月 最新のコメント
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